EC-CUBEの小技:EC-CUBEでブログのように記事を投稿する方法
条件分岐を作るだけの簡単方法
ブログ記事といっても、大袈裟なカスタマイズはいりません。
条件分岐で、表示を分ければいいわけです。
なので、まずはその分岐点を作りましょう。
分岐点の作成
管理画面>システム設定>マスターデータ管理 ページへ
プルダウンよりmtb_product_typeを選択。
あとはIDと値を追加します。
今回はIDに『3』、値に『ブログ記事』を入力して登録します。
分岐点情報を呼び出し
情報として必要なのは、product_type_idです。
この情報は、商品詳細、商品一覧ページ双方で呼び出されていません。
なので、PHPを修正して呼び出せるようにしましょう。
/data/class/SC_Product.php
//140行目付近のfunction lists 内に以下を追加 ,product_type_id //668行目付近のfunction alldtlSQL 内に以下を追加 ,T4.product_type_id //同function内の FROM dtb_products JOINの箇所に以下を追加 MAX(product_type_id) AS product_type_id,
PHPの修正は以上です。
Tplファイルで表示を分ける
上記の修正でproduct_type_idが呼び出せるようになったので、それを利用してif文を使い、表示を分けましょう。
以下のif文は、detail.tpl list.tpl の双方で使えます。
<!--{if $arrProduct.product_type_id != 3}--> 商品情報をこちらに <!--{else}--> ブログの記事で表示したいものをこちらに <!--{/if}-->
表示のコツとしては、if内とelse内の双方に同じ内容をコピーし、ブログの方の表示情報を削る作業をするのが好ましいです。
例としては、価格情報、規格情報、買い物かご等。
あとはカテゴリーの工夫しだいでブログとしての枠が確立することでしょう。
総括
思いのほか簡単です。
SEO対策というのはつかみ所がないもので、正解はありません。
しかし、オリジナルテキストというものが重要視されているのが明白となりました。
ECサイトの特性上、商品を扱うわけですが、その商品が完全なオリジナルでない限り、説明文章などは似通ってしまい減点対象になりかねません。
そうした時に、別の枠でブログのように自由な記事、長い文章で商品の説明や新着情報を紹介できればSEOにとっても顧客に対しても良いアピールとなるのではないでしょうか。
浅知恵でありますが、お試しあれ。