EC-CUBEの小技:海外を本拠地としたECサイトをつくる方法

いまいち題名でわかりづらいので、説明します。

海外を本拠地とした、というのは海外からの直送だったり、向こうに責任の所在をもたせたりという事ですね。あやつりは日本でも構いませんが、問い合わせや電話は海外で、という話として進めます。
上記の理由から、特定商取引の情報や、サイト情報は自然、海外のものになるはずです。
しかしながら、ECCUBEでは、郵便番号や電話番号はそのような対応がなされていません。

そういうわけで、ただ電話番号とかぐらいの調整ですが、多少は便利なのでご紹介。
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48個目の都道府県、『海外』

まず、データベースです。

データベースの操作がphpmyadminだとして説明します。
データベースにログインしたらSQLボタンを押し、以下を実行。

INSERT mtb_pref (id,name,rank) VALUE (48,'海外',48);

これで、都道府県のプルダウンの一番下に、『海外』という枠が出るはずです。
出ない人は以下。
/data/cacheにある中身をすべて削除。

これで表示されます。

電話番号と郵便番号の制限をなくす

まず、郵便番号から。

/data/class/pages/admin/basis/LC_Page_Admin_Basis.php
222行目付近を以下に書き換え。

        // 郵便番号チェック
        $objFormParam->addParam('郵便番号1', 'zip01', ZIP01_LEN, 'n', array('EXIST_CHECK', 'NUM_CHECK'));
        $objFormParam->addParam('郵便番号2', 'zip02', ZIP02_LEN, 'n', array('EXIST_CHECK', 'NUM_CHECK'));

/data/class/pages/admin/basis/LC_Page_Admin_Basis_Tradelaw.php
127行目付近を以下に書き換え。

        $objFormParam->addParam('郵便番号1', 'law_zip01', ZIP01_LEN, 'n', array('EXIST_CHECK', 'NUM_CHECK'));
        $objFormParam->addParam('郵便番号2', 'law_zip02', ZIP02_LEN, 'n', array('EXIST_CHECK', 'NUM_CHECK'));

郵便番号は以上です。

次に電話番号。

こちらは簡単です。
管理画面>システム設定>パラメーター設定
TEL_ITEM_LEN:電話番号各項目制限
TEL_LEN:電話番号総数の二つの数字を変更するだけ。

以上で、入力しての不都合は起こらないはずです。

なお、外人相手に商売をする場合、相手の住所が登録できるようにしなければならない。
なので、data/class/helper/SC_Helper_Customer.phpの郵便番号の所を修正すれば、行けるんじゃないかとみています。

以上です。
グローバルな明日を。

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