EC-CUBEユーザーカンファレンス2015に参加して思うこと
カンファレンスに参加した経緯
実際、自分はこういった集まりに行くのは初めてでした。
数年前まではかなりECCUBEにお世話になっていたこともあり、現在の状況を知るうえで、行ってみたいと思った次第でした。
客観的に見て、ECCUBEの未来というのはそれほど明るいものではないでしょう。
無料のECサービス、アプリなども出ており、手間のかかるECCUBEの導入というのは、敬遠されていく可能性が高いからです。
そういったこともあり、どのような展望なのか、カンファレンスには人が集まるほど話題性は尽きてないのか。
それが知りたくて、行ったというのが本当のところです。
で、行ってみて思ったことを以下に羅列します。
名札と自分のステータスシール
特に写真は撮っていないので説明しづらいのですが、受付で名札用の紙と名札入れを受け取り、それに「自分を簡単に説明するアイコンシールを張ってください」という指示を受けました。
この名札入れというのはよくある透明のクリアケースのようなものです。
これに、名刺とシールを張った紙を入れるというものですが、少し面倒を感じました。
経験者ならば、すぐにわかるのでしょうが、初めて言った自分にはわかりづらく、受付横でシールを貼るというのも手狭な感じが嫌で、シールを一枚だけ貼るというところでやめてしまいました。
なんとなくの遊び心なのでしょうが、シールを1シートずつ配るという風にはならなかったのか、と思ってしまいます。
シールを貼るのに順番待ちというのもいやですし、後ろが詰まっていれば、ゆっくりと選ぶ余裕もない。
遊ばせ方に投槍を感じてしまい、出鼻をくじかれた思いがしました。
講演のばたつき
講演内容としてはよくあるもので、それなりに興味があるものもあれば、文字で読めば十分というものまで、様々でした。
そこは別に良かったのですが、3者の講演があり、それぞれが始まりの段階でプロジェクタとノートPCの接続に手間取っているのに不甲斐なさを感じました。
リハーサルをしていないのかな、と。
一人目で失敗しているのならば、それと同じ失敗はしない、させないように配慮しないのか、と。
こういったカンファレンスは初めてなので、どこもこうだと困りますが、こういうのを見てしまうと、聴衆が軽んじられている気がし、次回から足が遠のく原因にもなりかねませんな、と。
プログラムの構成
講演があり、立食パーティーへ。
皆が飲み物を持ち、これから乾杯へというところで、ECCUBEの今後の展望が発表されました。
内容としてはこの日、一番興味深いものだっただけに、立ち話として聞くよりも、一番最初に聞かせてほしかった感があります。
酒や食べ物を前にして、「早く乾杯しないかな」という心持になってからでは、ああいった話はもったいない気がしますね。
展望に朗報有り
それでも、前述の発表されたECCUBEの展望というものは興味深いものが多かったです。
特に、運営者管理画面の刷新。
こちらはブートストラップを利用し、レスポンシブレイアウトとして、メニューの内容から、かなり見直されているようで、使い勝手はよさそうでした。
その他でいうと、プラグインとモジュールの統合。
こちらは、よくわからない分類わけだったものなので、一つにまとめて、検索しやすいようにしてもらえると、利用率が上がりそうです。
思うところ、やはり目指すところはWordpressなのかな、と。
管理画面の見た目やら、プラグインの利用率を高めたいという意思も含め、明確な目標として、Wordpressのような利便性と手軽さを目指しているのだな、と思いました。
確かに、世界展開となれば、皆が使い慣れているWordpressに使い勝手が似ていた方が、浸透も早いでしょうしね。
この点は、否定的な感情は持たず、素直に良い発展だと思いました。
営業のための親睦パーティ
多分、参加者にとってここがメインという人が多かったでしょう。
講演の時よりも明らかに人が増えていました。
様々な業種の方がいて、会話してて面白かったです。
クレジット決済会社、制作会社、WEBセキュリティ会社、運輸会社など、ECサイトには必須ともいえる業種の方々がいました。
一度はこういった場所を体験することをお勧めします。
自分がどれだけ人見知りするのかを再認識できましたし。
総括
最後に感想を言うと、あまり良い印象は持たなかったというところです。
想像していたよりもふわっとした作りといいますか。
何度もこういった会を繰り返してきた結果、ここに落ち着いたんだろうな、と思った次第です。
なんであれ、慣れというのは怖いものですね。
自分に当てはめて、反省するきっかけを持てたのは、不幸中の幸いですな。
以上です。
辛辣に好き勝手に書きましたが、単なる一個人の感想ということで、ご容赦いただきたい。
※カンファレンスの内容はこの記事に詳しくあります。
EC-CUBEユーザーカンファレンス2015【ECのミカタ】[1]