CSVを上手に扱う知識を蓄える
Excelの限界
CSVはExcelで開けます。
ダウンロードしたら、Excelファイルっぽいアイコンになりますし。
なので、自然とExcelで開く事でしょう。
そして、ほとんどが不都合を感じないはずです。
ある一点以外は。
Excelが手元にある人は、555などの三ケタの数字を6組、一つのセルに記入しその一組ごとを,(カンマ)で区切って下さい。
555,666,777,888,999,111 ←このような感じで
すると、エンターで次のセルに移動すると、最後の111の部分が000になったはずです。
そして、セルの表示形式も勝手に通貨になってるはずです。
データが自動的に変換されてしまう訳ですね。
CSVファイルは数値の区切りを,(カンマ)で行うため、このような事が起こるようです。
これでは、データを正常に取り扱う事が出来ませんね。
Excelの限界がここにあるわけです。
とても不便です。
※表示形式を文字列にすれば上記の変換は起こりませんが、開きたいCSVファイルの表示形式の変更は事前にできません。
ので、Excelで直接開くときはこうなってしまうと考えて下さい(あくまで持論)。
ExcelでCSVを扱うには
これには苦労しました。
そして探しました。
何か方法は無いかと。
素人なりに見つけたのがこちら。
結構便利です。
説明はできなくはないのですが、面倒なので使い方は触って体で覚えて下さい。
実は不便な点が一つだけあるのですが、それは後程。
CSVを開いたExcelで使える便利な小技
ここからはECサイトを例として便利な小技をひとつ。
商品名の前後に一括で文字をつけたい
これはよくあると思います。
例えば、イベントをしたときに商品名の頭に『【20%OFF】』とか。
そんな時に使えるのが以下。
="【20%OFF】"&A1
“”で囲まれた場所に入れたい文字を。
&のとなりは対象のセルの場所を入力です。
画像のような感じになったかと思います。
で、ここで気をつけないといけないのが、そのままB1のセルをA1にコピーして貼り付けてはいけませんということです。
この関数というものがそのまま適用されてしまうからです。
試しにやると、エラーが出ます。
なので、コピーしたら右クリックし、形式を選択して「値」を貼り付けて下さい。
これで文字の先頭に入れたい文字を挿入できます。
この技を使えば、商品数が200あろうが一気に変更が可能になります。
200一気に変更したい方法がわからない場合は、Excelの使い方がまだ足りないという事になりますので、多少は勉強して下さい。
便利な『置換』機能
これは便利です。
一括で同じ文字を変更出来たりするので重宝します。
例えば、200円の商品を一括で180円に変えたいとき等。
これもExcelの基本なので、勉強して下さい。
ExcelでCSVを扱う時の注意点
ExcelでCSVを扱う上で唯一、思うがままにならない部分が一つあります。
それが置換機能による,(カンマ)区切りの数値の変更です。
説明しづらいので、暇な人は以下の通りにやってみてください。
1.一つのセルの表示形式を文字列に(どんと来いCSV for Excelで何かCSVファイルを開く)。
2.555,666,777,888,999,111 と入力し、変換されてない事を確認。
3.置換機能で「666,」だけを消す。
さて、どうなったでしょうか。
表示形式は文字列なのに、文字が「5.55778E+14」という表示に切り替わったと思います。
データがむちゃくちゃですね。
これ、なぜか置換機能を使うと起こります。
一つ一つ、文字を消していってもこうはならないわけです。
さらに、「666,」を「222,」に数値を置き換えても同じようにむちゃくちゃになります。
この原因が自分にはわかっていないですが、起こってしまうことは事実です。
これにより起こる不便が必ずやってきます。
ものすごく説明しづらいので、その不便は省きます。
その対策法として、自分は次のソフトを使っています。
見た目はExcelに限りなく近いですが、機能は結構足らない感じがしますし、使い辛い部分もあります。
仕方ないので、置換を使いたいときだけ利用するようにしています。
CSVへの対策まとめ
本来、CSVはそういったエディターを使うのが当たり前とされているらしいです。
しかし、CSVは膨大な量のデータを取り扱う訳で、使い慣れたソフトを使っていじるのが一番だと思っています。
Excelには並べ替え機能が充実していますし、使いやすさも他の比ではありません。
Excelならばほとんどの人が使った経験がありますし、誰もが使えるべきなのです。
だからといって、重要なデータでもあるので、誰もがいじる事の出来る環境は推奨しません。
ただ、作業能率だけをみれば、この方法に行きついてしまったという事です。
いまいち、初心者向けのものにはなりませんでしたが、ECサイトをやる以上、避けては通れない道なので、個々で使い道を探す必要があるのだと思います。
だもんで、参考までに。