WordPressテーマ『tanzaku』のカスタマイズで学ぶWPの仕組み

2012年5月25日 17:56
WPテーマである、『tanzaku』を通して、WPの仕組みを学ぼうかな、と考えています。

気にいるようなら、ダウンロードしてみては。
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『tanzaku』の仕組み

このテーマですが、ダウンロードして解凍すると、以下の画像のような仕組みになっています。
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このうち、使われるのは2種類ぐらいでしょうか。
ある程度、作りが決まれば、style.cssだけいじっても、なんとかなります。

TOPページの作り
TOPページは、上から
header.php→sidebar.php→index.phpの一部→sidebar-2.php→footer.php
という順に呼び出されて表示されています。

普通のブログとは、多少作りが変わってきますが、それほど複雑な事はありません。
むしろ、CSSで調整頑張りましょうとも言えます。

各ページの作り
本来、ワードプレスでは、投稿ページと、固定ページがあります。
投稿ページ=single.php、固定ページ=page.phpという風に。

しかし、『tanzaku』には、上のフォルダの中身画像を見てわかる通り、各ページに当たるPHPファイルがありません。
すべて、index.phpで処理されているからです。

そういうわけなので、一度、デフォルト状態の『tanzaku』を見た方が良いのですが、何故か、デモサイトが消えているので、以下のブログを見て下さい。
ほぼ、デフォルトに近い状態です。
Instaclip

その作りは上から
header.php→index.phpの一部→sidebar.php→index.phpの一部→sidebar-2.php→footer.php
という作りです。
ヘッダーとサイドバーの間にindexの一部が入るところが、いやらしいですよね。

こういうところから、TOPページとの表示の違いが出てきます。
気にいらない人は、以下のようにしてみて下さい。
/wp-content/themes/tanzaku/index.php
28行目に以下を挿入

<?php get_sidebar(); ?>

たった1行で配置を変えられるところが、便利ですね。
慣れると、こうした変更は本当に楽に出来ます。

細かい修正はしませんが、『tanzaku』の作りは以上のような形で出来ています。
カスタマイズの参考にして下さい。

カスタマイズ例:戯れ問答の場合

一応、カスタマイズしている身として、紹介してみます。

TOPページの作り
TOPページは、上から
header.php→index.phpの一部→sidebar-2.php→footer.php
となっております。

sidebar.phpは、ここでは呼び出さないようにしてあります。

さらに、TOPと他のページの作りが違うため、いらない記述が沢山出ました。
ここを削除すると、多少表示が軽くなったので、お試しください。

各ページの作り
投稿ページと固定ページは、同じレイアウトにしています。
変える意味があまりないでしょうから。

ちなみに、投稿ページのレイアウトを変えたい場合は、index.phpをコピーし、名前をsingle.phpに変更して、同じディレクトリにアップするだけで認識してくれるので、次からはsingle.phpのレイアウトを読み込んでくれます。
固定ページも同じく、page.phpをアップするだけ。
設定いらずで、簡単です。

で、それらページは、上から
header2.php→sidebar-2.php→sidebar.php→page.php or single.php→footer.php
という形になりました。

header2.phpですが、こうした方が軽くなるのでは?という考えから、別のものにしてあります。
参考記述:ページごとに違うヘッダーを読み込む方法 : ワードプレスでCMS

ここまできたら簡単なもので、CSSをいじるだけです。
各ページの無駄な記述も消しましょう。

総括

最初は、PHPの構文がでるので、物凄く触るのが怖い部分がありました。
しかし、結局はHTMLタグを使って形を整えているので、どれがどれに変化するというのは、予測できるはずです。

あとは、失敗しながらも、やっていくしかないですね。
表示がぶっ壊れたら、その手前まで戻ってやり直せばいいですし。
PHPファイルの構成も、多いようで少ないですし、慣れればfooter.phpを増やしたりもできるでしょうし、デザインの幅が物凄く広がります。

まずは、自分が3カ月ぐらいは続けて使いたい、というテーマを決めてみるのが良いのかもしれません。
そこから、愛着から、執着したカスタマイズ熱が出てくれると思っています。

以上でした。

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