EC-CUBEに手間いらずの半自動お薦めブロックを作成
どこでも紹介されている新着商品ブロックをまず作る
コチラを参考に作成しましょう。
[EC-CUBE 2.11.1] 新着商品を表示 | NAKWEB × EC-CUBE
とてもわかりやすいので、助かります。
で、僕が作ったのはpickup.tplなので、ファイル名が違えば、中身も修正を加えないといけません。
やり方は簡単です。
パス指定部分のproductFlag か ProductFlag と表記されている箇所
これを
pickup か Pickup へと変更すればいいだけです。
もし、複数こういったブロックを作りたい方は、上記を参考にすれば、いくらでもデータを引っ張ってくるブロックが作れる事でしょう。
ちょっとした工夫で自動化と半自動化
半自動化
工夫もくそもないのですが、以下のファイルを修正します。
data/class/pages/frontparts/bloc/LC_Page_FrontParts_Bloc_ProductFlag.php
46行目ステータスをオススメに //検索したい商品のステータスを設定 //NEW→1, 残りわずか→2, ポイント2倍→3, オススメ→4, 限定品→5 $productFlag = 4; 71行目をコメントアウト解除 //商品の表示をランダムに抽出する場合は以下のコメントを外してください。 srand((double)microtime()*1000000); //乱数生成器を初期化 shuffle($arrFlagList);
どういう事かと説明しますと、オススメのステータスをつけた商品を50商品くらいにしたとします。
その50のうち、ランダムで4商品が選ばれ、表示されます。
更新毎にその表示が変わりますので、見る方は飽きないと言えます。
さらに、このステータスの付け外しはCSVで一気にやってしまえるので、それほど手間にはなりません。
というわけで、管理画面で行うオススメ情報の更新よりは楽だという意味での、半自動化でした。
完全自動化
data/class/pages/frontparts/bloc/LC_Page_FrontParts_Bloc_ProductFlag.php
59行目を以下に変更
$col = "dtb_products.product_id, dtb_products.name, dtb_products.main_list_image, MIN(dtb_products_class.price02) AS price02_min, MAX(dtb_products_class.price02) AS price02_max"; $from = "dtb_products INNER JOIN dtb_products_class ON dtb_products.product_id = dtb_products_class.product_id "; $where = "dtb_products.del_flg = 0 AND dtb_products_class.del_flg = 0 AND dtb_products.status = 1"; $groupby = "dtb_products.product_id, dtb_products.name, dtb_products.main_list_image, dtb_products.update_date";
こちらは、ステータスで選り抜かず、登録公開全商品から、4商品を表示するというコードです。
ただ、それだけなのですが、いじらずとも、商品が常に変わり続けるので、全自動とも言えます。
そういうことなんです。
改善点
実は、このコードのEC-CUBE 2.11.5に適応したものが記事としてあります。
[EC-CUBE 2.11.5] 新着商品を表示する | NAKWEB × EC-CUBE
しかしながら、自分の実力不足で、その新しい方での情報のランダム表示方法が見いだせなかったわけです。
色々と試行錯誤しましたが、ままならず、あきらめ、古い情報をお借りして、このようになってしまったのですが、やはり痛感しますね、足らなさを。
いずれは、改善案を探し出して、記事として書きたいと考えています。
総括
半自動と全自動の二つを作ったわけですが、絶対的に便利なわけではありません。
例えば、amazonなどでは、この全自動を使うと、万ある商品の中から選び出したとしても、オススメの種類がとっちらかって、見向きもされなくなってしまうでしょう。
だから、趣味嗜好に合わせた情報を提供するという、高度な技術を使っているようなのですが。
しかしながら、これが小物雑貨のECサイトだったらどうでしょう。
小物が見たくて、そのサイトに来たのに、狭い範囲の趣味のものばかり表示されては、購買欲も行き詰まりです。
どんなものが気に入ってもらえるかわからない部分もある、ということでこのように全商品からピックアップして、常に入れ替わるようにするのもいいのではないでしょうか。
結局は、取り扱う商材、規模次第なのです。
工夫次第では役に立つこともあり得る、という技術のご紹介でした。
せっかくなので、次はデザインをamazon風へと目指してみます。
それでは。