ECサイトを運営するのに、どの運送業者を利用すべきか
クロネコヤマトの宅急便
現在、こちらを利用してまして、だからいいという思いは一つもありません。
毎日利用するものですから、不満の方が出てくる事があります。
1.B2の使い勝手がいまいち向上しない
ECサイトでヤマト=B2という、配送票作成ソフトを利用する事になります。
このソフトでは、発払い、代引き、メール便等の他に、色々と設定できるようです。
で、このソフトがどうなのか、と。
最近、色々調べ回り、CSVでデータを吸い上げて、配送票を印刷するという手際まで行きました。
EC-CUBEからクロネコヤマトB2用CSV出力! – NAVER まとめ
注意:このデータのままだと、不完全です。改良してから、利用しましょう。
で、それはいいとして、このB2がいつまで経っても使い辛い。
表示幅が完全固定されていて、配送情報が入力しにくかったり、一々操作がわかりにくかったり。
デザイン的にみると、物凄く古いですし、一挙、改良してみてはとも思いますが、無理でしょうね。
さらに、一つの会社でソフトのインストールがPC1台だけという訳で。
複数使う方法もあるのでしょうが、手続きがあるでしょうし。
PC使っている以上、突然動かなくなる時だってあるのわけですから、そこは寛容にしといてもいいのではないですかね。
都合があるのは分かってますが。
2.配送票印刷用紙がバラバラ
メール便の印刷用紙が別なのはいいんですよ。
今は利用していませんし。
しかしね、発払いと代引きが別って。
本当に改善できないわけでもないでしょうに。
さらに、代引きが1枚につき、二つ分の配送票が印刷出来て、発払いは3つ分。
この基準はなんでしょう。
余るんですよね、毎回。
1枚につき1印刷というのも、できたならば、便利と言えば便利です。
しかし、印刷機をリースしてると、1回の印刷が積っていってお金を請求されるので、それもよくないわけです。
しかし、用紙が別なのは許せませんね。
用紙が無くなれば、「こっちをもってきて下さい、こっちをもってきて下さい、いやそっちじゃなくて。」という会話が起こったり。
細かいですが、こういう不満が出ております。
なんとかなる日が来るのでしょうかね、ならないでしょう。
3.梱包材が高い
高いのはどこもそうですけどね。
なので、どこの運営者も、自分で梱包材を調達している事でしょう。
しかし、こういうのを業者でなんとかしてもらえるといいんですけどね。
工場を運営して、購入者は完全契約すれば、安く手に入るとか。
アスクルだって安いにも限界があるのですよ。
これは佐川にも言える事なので、あんまり気にしないでください。
4.夜遅くまで集荷に来てくれる
ヤマトというのは、営業所がそこいら中に点在してます。
もちろん、地域差はあります。
そのおかげか、集荷の時間が最大で21時という事をたまにしてもらいます。
もちろん、基本は19時です。緊急時にお願いできるということです。
これはECサイトとしては大きな利点です。
ここのサイトで注文すれば、夕方以降に注文しても、ほぼ翌日には届く、という良さを演出できるわけです。
佐川急便の宅配便
1.e飛伝の使い勝手
佐川では配送票作成ソフトe飛伝を使う訳ですが、現在使っていないので、その勝手がどうだったかは、結構うろ覚えです。
クロネコのB2よりは、デザインがすっきりしてる、ぐらいですかね。
使っている期間も短かったので、不満を溜める暇もなかったようです。
なので、特に言及できません。
2.配送票が統一できる
これは、便利です。
自分が利用していたのは、佐川がレンタルしている、ミニサイズのプリンタでした。
見ると、月に税込 1,029円を払わないといけないようですね。
便利ではありましたが、この金額がどうなのかって話ですよね。
インクの事もあるので、自分のプリンタを使っていても同じぐらいになるとも思えますが。
で、以下のような話もあったり、節約するには多少の手間はかかるようです。
佐川e飛伝での伝票について。A4サイズ送り状は代引ができることは知っていますが… – Yahoo!知恵袋
ただ、用紙に対する手間とストレスが無くなるだけで、かなりの効率は上がります。
運送会社はこういった点をどんどん改善して頂けると、こちらとしてはありがたいのですがね。
3.集荷の融通が利かない
佐川は営業所が各都道府県に1箇所ないし2、3箇所程度しかないので、一定の時間を過ぎれば、その営業所まで時間をかけて戻らなければなりません。
なので、その時間が過ぎればどうにもなりません。
でっかいトラック一台で広域エリアと担当してますし、一人の客を甘やかしている場合でもないという事です。
集荷時間というのは契約時に決定して、その決まった時間に来てもらうので、融通がどうとかいうのは、多少こちらのわがままではあります。
ですので、融通が利かないのが悪いのではなく、融通が利く他の会社が偉いって話なのですがね。
で、こういう手法をとっているのは、効率化による費用削減のためだと考えます。
では、このやり方がまったく違う2社の価格に関して、どうなのかと。
クロネコと佐川の価格比較
価格の佐川、サービスのクロネコとされていますが、実は、具体的な数字は無いと考えた方が良いです。
勿論、法人契約をした場合ですが。
その法人契約時に、1個当たりの荷物の価格を決めます。
そしてこの価格、扱う荷物の数が増えれば増えるほど、値下げ交渉がしやすいのです。
なので、一日の発送が20、30とあるECサイトならば、価格の交渉がしやすいはずです。
約500円×20個×約30日=約30万円
上記のように、良い客を掴めば、その契約で毎月これだけの売り上げがあがるわけですから、客の奪い合いも起こるってものです。
僕のところもこの価格営業を受けて、クロネコに乗り換えましたって尻軽なわけです。
というわけで、価格に関するものは、法人に限って言えば、すべて先入観です。
どうとでも変動すると考えた方が、得策でしょう。
総括
経験談から好き勝手書きましたが、いかがでしょうか。
結論として、全てが地域差、地域色だと思います。
たまたま商業地区だったので、クロネコの営業所が多いからこういう恩恵を受けましたが、地方に行けば、そうもいかないはずです。
集荷もそうですが、価格に関しても、もしかしたら道路事情とか、なんだかんだで変動しないかもしれません。
あまり、人の意見はあてにしない事です。
というわけで、ECサイトを始める場合、まず相談するのは運送業者かと思います。
他にも色々と運送会社がありますから、相談して、価格を見て、それから決めましょう。
クロネコ、佐川以外の選択肢は必ず出てくるでしょう。
最後のその判断が、今後のECサイト運営を左右することでしょう。